「EUROGROOVE #03」の版間の差分
(ページの作成:「『'''EUROGROOVE #03'''』は,1995年3月22日に発売されたEUROGROOVEの3rd.アルバム。発売元はCutting Edge。 == 基本情報 == * 発売日:1995年3月22日 * 品番:CTCR-16020 * 定価:本体2,718円 * [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005ED86/tkmixography-22/ Amazon.co.jpより購入する] == 曲目 == {| class=""wikitable"" border=""1"" cellpadding=""2"" |- ! No. ! 曲名 ! アーティスト名 ! アナログ盤 |- |…」) |
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<blockquote>まず報告しておきたいのは,EUROGROOVEのヨーロッパ各国でのリリースが決定した(もしくは決定間近の国もある)ということです。もともと発足当時から欧米諸国での発売や活動を念頭に置いてやってきたプロジェクトなので,これでやっと本当の意味でのスタートが切れたと思っています。 | <blockquote>まず報告しておきたいのは,EUROGROOVEのヨーロッパ各国でのリリースが決定した(もしくは決定間近の国もある)ということです。もともと発足当時から欧米諸国での発売や活動を念頭に置いてやってきたプロジェクトなので,これでやっと本当の意味でのスタートが切れたと思っています。 | ||
<br />皆さんがこの『EUROGROOVE #03』を手にしてくれた頃には,ロンドンのHMVなどの店頭にも「MOVE YOUR BODY BABY」(本作では4曲目に収録されていますが,UK発売は別ヴァージョン)が並んでいるでしょう。EUROGROOVEは全曲が英語詞だから,僕以外の,海外の作詞家が書いた歌詞の楽曲もありますが,「MOVE YOUR BODY」は僕の作詞作曲です。その楽曲で海外デビューを飾れたのは,単なる偶然というか,あえて言わなかったのに気持ちが通じたというか,自分について回る不思議さみたいなものを感じでいます。ヨーロッパでのデビューは是非この曲でと,特にリクエストしたわけではなくて,海外のレコード会社側の選択だったのですから。 | <br />皆さんがこの『EUROGROOVE #03』を手にしてくれた頃には,ロンドンのHMVなどの店頭にも「MOVE YOUR BODY BABY」(本作では4曲目に収録されていますが,UK発売は別ヴァージョン)が並んでいるでしょう。EUROGROOVEは全曲が英語詞だから,僕以外の,海外の作詞家が書いた歌詞の楽曲もありますが,「MOVE YOUR BODY」は僕の作詞作曲です。その楽曲で海外デビューを飾れたのは,単なる偶然というか,あえて言わなかったのに気持ちが通じたというか,自分について回る不思議さみたいなものを感じでいます。ヨーロッパでのデビューは是非この曲でと,特にリクエストしたわけではなくて,海外のレコード会社側の選択だったのですから。 | ||
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波及・進攻・拡散という点では,僕らの思っている以上にEUROGROOVEは成功を収めた。EUROGROOVEの楽曲が収録されたコンピレーション盤が作られた国・地域は,32か国・地域に及ぶ。様々なリミキサーを起用し,場合によっては国によって曲順まで変えた盤がでており,全容を把握するのが困難な程である。それらの盤の原点となるのはこのアルバムであり,そういう意味でも,まずは聴き込むべき1枚であろう。本作にはSimon HarrisやSteve Thompsonなどのリミックスが収録されているが,avex UKからリリースされたヴァージョンは未収録なので,可能ならば海外盤アルバム『IN THE GROOVE』と聴き比べて欲しい。 | |||
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2023年5月3日 (水) 14:30時点における最新版
『EUROGROOVE #03』は,1995年3月22日に発売されたEUROGROOVEの3rd.アルバム。発売元はCutting Edge。
基本情報
- 発売日:1995年3月22日
- 品番:CTCR-16020
- 定価:本体2,718円
- Amazon.co.jpより購入する
曲目
| No. | 曲名 | アーティスト名 | アナログ盤 |
|---|---|---|---|
| 1 | BE HAPPY ~Super London Club Mix~ | EUROGROOVE feat. FINAL TOUCH | |
| 2 | BOOGIE WOOGIE ~Origial Mix~ | EUROGROOVE guest vocal DANNII MINOGUE | CTJT-6015 |
| 3 | RESCUE ME ~Remix~ | EUROGROOVE guest vocal DANNII MINOGUE | CTJT-6011 |
| 4 | MOVE YOUR BODY BABY ~Original Mix~ | EUROGROOVE feat. FINAL TOUCH | |
| 5 | THE BRAND NEW KIND (always) ~Club Mix~ | EUROGROOVE feat. FINAL TOUCH | CTJT-6013 |
| 6 | DON'T KEEP ME HANGIN' ON ~Tribal Mix~ | EUROGROOVE feat. DOMINIQUE | CTJT-6014 |
| 7 | THE WINDSONG ~Radio Mix~ | EUROGROOVE feat. FINAL TOUCH | |
| 8 | TAKE ME UP ~Ragga Mix~ | EUROGROOVE FEAT. EINSTEIN | CTJT-6014 |
| 9 | SCAN ME ~Club Mix~ | EUROGROOVE FEAT. DOMINIQUE,EINSTEIN | ARIES-021 |
| 10 | DIVE TO PARADISE ~Dive! Sub-Dub Remix~ | EUROGROOVE FEAT. SILVIA | |
| 11 | THE BRAND NEW KIND (always) ~Hard House Mix~ | EUROGROOVE feat. FINAL TOUCH | CTJT-6013 |
| 12 | RESCUE ME ~Sex Groove~ | EUROGROOVE guest vocal DANNII MINOGUE | CTJT-6011 |
解説
初めてEUROGROOVEの楽曲のみで純粋に構成されたアルバム。EUROGROOVEの海外進出が決定したことにより,日本国内で発表した楽曲を中心にベスト盤てきにまとめた構成となっている。ダニー・ミノーグをゲストヴォーカルに迎えた「RESCUE ME」や,trfのバラード曲「ENGAGED」をカバーした「THE WINDSONG」など,ポップスを意識した楽曲も含まれ,当時の小室哲哉がビルボードを視野に入れていた事が分かる。
封入された小室哲哉による解説には、以下のように書かれている。
まず報告しておきたいのは,EUROGROOVEのヨーロッパ各国でのリリースが決定した(もしくは決定間近の国もある)ということです。もともと発足当時から欧米諸国での発売や活動を念頭に置いてやってきたプロジェクトなので,これでやっと本当の意味でのスタートが切れたと思っています。
皆さんがこの『EUROGROOVE #03』を手にしてくれた頃には,ロンドンのHMVなどの店頭にも「MOVE YOUR BODY BABY」(本作では4曲目に収録されていますが,UK発売は別ヴァージョン)が並んでいるでしょう。EUROGROOVEは全曲が英語詞だから,僕以外の,海外の作詞家が書いた歌詞の楽曲もありますが,「MOVE YOUR BODY」は僕の作詞作曲です。その楽曲で海外デビューを飾れたのは,単なる偶然というか,あえて言わなかったのに気持ちが通じたというか,自分について回る不思議さみたいなものを感じでいます。ヨーロッパでのデビューは是非この曲でと,特にリクエストしたわけではなくて,海外のレコード会社側の選択だったのですから。
さて,本作『EUROGROOVE #03』についてです。前2作は他のアーティストの楽曲も含むコンピレーション・アルバムでしたが,本作は『EUROGROOVE #01』から1年間の集大成と言える,全曲がEUROGROOVEのオリジナルで構成されています。その点でも,この1枚でやっと本当の意味でのスタートがきれたと思っています。このオリジナルの中から何曲がヨーロッパでも発売されるのかは予想できません。ただ聞こえてくる各国のレコード会社の評判から推測すると,大きな可能性を持った1枚だ,と紹介できそうです。
個人的には全曲を心底楽しんで作りました。とても自由な時間を満喫できたレコーディングレした。僕にとっては,一途な楽しみと無邪気な喜びが,この『EUROGROOVE #03』です。収録されている楽曲は,基本的には“洋楽”という範疇の音楽ですが,ポップである事に間違いはないし,映画『写楽』のイメージソングとして作った「RESCUE ME」も日本のマーケットで健闘していると思います。
EUROGROOVEの大基本はポップスです。声を大にして,「これはダンスミュージックです」と言う気はありません。本作にはボーナス・トラックとしてダンス・リミックス・ヴァージョンを収録した曲もあるので,それらとオリジナル・ミックスを聞き比べてもらうと,僕の言うところの“ポップス”のニュアンスがわかっていただけるでしょう。しかし,ダンス気分に誘うリズムというか,軽く体を動かしたくなるリズムというか,気分がわくわくしてくるリズムが底辺を流れている点では,ただの“ポップス”とも狙い所が違うので,“ダンス・ポップス”と言ってもいいのかもしれませんが。
そういうダンス・ポップスを得意としているプロデューサーやアーティストも世界的な視野で見ると少なくはありません。そういう人達,つまり僕やEUROGROOVEとおなじ着眼点の音楽を作っている人達の楽曲を集めたのが前2作であったとも言えます。世界のヒット・チャートの中には,そういう人達の楽曲が必ず顔を出しているのが現実です。ビルボード誌のチャートならベスト20以内に3〜4曲は必ずランキングされていると思ってもらっても構わないでしょう。そこなのです,EUROGROOVEが目指している着地点は。そして,そこに着地するための本格的な跳躍が今はじまったところなのです。
EUROGROOVEは様々に変化しながら,その国やそのマーケットに最も馴染みやすい形で波及・進攻・拡散していくと思います。海外の作詞家の起用もその変化の一例です。またボーカリストの選択もそうです。そしてリミックスなどの加工も同じ線上にあります。ですが,「骨子は僕である」という事実は揺らぎません。骨子以外の変化は,どのような洋服を着るかという選択にも似たものだと考えます。だから,本作に収めた形が僕の生身に最も近い形です。ここから様々に変化していくのです。世界に出ていくためには世界で通用するスタイルがあるはずですから,それはセリエAで活躍するKAZUにも,ランキング10位以内をキープする伊達公子さんにも,スキーのワールドカップを制した荻原健司さんにも共通するのではないでしょうか。気分としては,EUROGROOVEも彼等と肩を並べるところまで行きたいというところです。
そして,大きな池に投げ込んだ石の波紋がどんどん広がっているのを実感しているのが,今のEUROGROOVEです。
波及・進攻・拡散という点では,僕らの思っている以上にEUROGROOVEは成功を収めた。EUROGROOVEの楽曲が収録されたコンピレーション盤が作られた国・地域は,32か国・地域に及ぶ。様々なリミキサーを起用し,場合によっては国によって曲順まで変えた盤がでており,全容を把握するのが困難な程である。それらの盤の原点となるのはこのアルバムであり,そういう意味でも,まずは聴き込むべき1枚であろう。本作にはSimon HarrisやSteve Thompsonなどのリミックスが収録されているが,avex UKからリリースされたヴァージョンは未収録なので,可能ならば海外盤アルバム『IN THE GROOVE』と聴き比べて欲しい。